キッチン廻りの床材が腐る仕上げとは
キッチン廻りの床材が腐る仕上げとは
マンション購入者でも特に専業主婦の方たちにとって、最も気になる部分がキッチンなどの水廻りです。いわゆるシステムキッチンは最近、国産の高級品と輸入品とがひしめき合い、あるいはバブル期に建てられた物件等には非常に高級なものがセットされていたりして、かなりの混乱が見受けられます。このような現在だからこそ、基本的なポイントを見抜ける眼を持ちましょう。
洗面台のグレードは ①天然大理石 ②人造大理石 ③メラミン合板 の順になります。稀にデザイン性の高いステンレス製の洗面台も見られますが、これは素材のグレードよりもデザイン料が高くつくことがあります。
天然大理石と人造大理石は、物によってはほとんどコストが変わらない場合もあります。比較的高級な人造大理石としては、デュポン社の「コーネリアン」などが有名です。
メラミン合板は、以前は病院の診察室などによく使われてきましたが、最近では人造大理石を使っている病院も多いようです。メラミン合板は、木の下地に樹脂板を貼り付けたもので曲面を造ることが難しいためデザイン的に単調になりがちな素材といえます。
洗面台は、常に水が当たるため、天然石材よりも「割れ」や「欠け」に強い人造大理石が普及したと考えられます。先に挙げたグレードの順位を考慮しつつ、好みで選ぶのがよいでしょう。
次に注目したいのが蛇口廻りです。
現在は、「シングルレバー方式」が普及していますが、レバーを上げたときに水が出るのか、あるいはその逆なのかによりかなり感覚が異なるため、選択できる場合には、現在使っているものと同じ方式にしたほうが無難でしょう。
シャワーも含む衛生器具でもう一つ注意したいことは、金メッキは剥げやすいという点です。メッキの厚みは外見からは予測できません。劣悪な輸入品などはたちまち剥げるものも出回っていますので留意しておくとよいでしょう。やはり「ステンレス無垢」がベストでしょうか。
さて、さらに注意が必要なのがキッチンです。最近はやたら豪華なキッチンセットが出まわっており、普及価格帯の物件でも当たり前のようになってきたように思います。
システムキッチンについては、「グレードが高く、価格が安い」ものが一番ですが、それだけにとらわれて肝心の点を見落としてしまうこともあります。
それは「スケール(寸法)」です。
このところ輸入戸建て住宅が流行していますが、展示物件を見ると非常に豪華な造りとなっています。いわゆる「欧米風」が好きな日本人は、それが格安で入手できるとなれば、目がくらんでしまうのも無理はありません。
ところが欧米人と日本人とでは、単位スケールがかなり違います。「欧米風」のキッチンの寸法を細かく見てみると、スケールが大きすぎて日本人には合わないものも多く見受けられました。それは、玄関ドアのノブの高さなどにも表れています。
スケールの違いは輸入戸建て住宅ばかりではなく、外国人仕様マンションにも当てはまります。
また外国人仕様マンションは衛生器具などの規格が日本と異なるので、原則的に交換は不可能になります。どうしても必要ならば、シャワーや蛇口などの部品を外国から輸入しなければならなくなるでしょう。
外国人仕様の物件は、このような問題点から「激安価格」となっているものも少なくありません。
とにかくキッチン廻りのチェックは「基本グレード」と「スケール」の二点に絞ることが重要です。デザイン等は好みで選ぶとよいと思います。
最後にキッチン廻りの重要な要素として、配管に断熱材が巻かれているかを確認しておきましょう。劣悪なマンションではこれがないことが多く、配管が結露して床材が腐ってしまうことがあります。こうした不具合が戸建て住宅を含めて実に多いので、実際に自分で見ることができない場合には販売業者に確認するといいでしょう。